電車の車窓から見るわが町の住宅たち

私が住んでいるところは、都内勤務の普通のサラリーマンとかわらずベッドタウンにあるもので、地元私鉄の通勤電車から窓を眺めると一軒家がたくさん見える。

その景色を好き勝手に評価してみよう。

やっぱり建物というのは、外から見る限り、家の壁や天井ぐらいしか見えないもので、たとえ中が綺麗だからといって、外まで綺麗に見えるわけじゃない。

要するに住居に対する大事な第一印象は外壁の掃除で決定するということだ。

まず一番に建物の汚さや古さといったものを感じさせるのは壁の状態だろうか。

黒い壁の家は汚れがわからないので大分上品そうに見えるが、白い壁だったり、タイルから黒い涙が流れた後がところどころ見えたりすると古さや汚さを感じる。

高い壁のある家は価値が高そうに、反面壁が低い家は価値が安そうに見える。実際に金持ちの区域の家は壁が高いことが多い。(防犯上の理由だろうか)

個人商店的な店舗に関して言えば看板から古さが伝わってくる。ただ古いだけなら情緒があっていいが、大概古い看板は不潔さを感じて購買意欲を削がれる。気の小さい人間なら汚い店舗は身内経営的な雰囲気があるので、まず立ち寄らないだろう。

庭はやはり整然としていたほうがよく見える。直線とか規則性とかああいったもののことだ。木が生い茂っているのは悪い印象がある。